1朝は七時半にこき起きて 中尾の快速に飛び乗って
中尾についたら八時半 今日もこれまた遅刻かな
2中尾の停留所から福商まで 行くには嫌でもこの坂を
越えなければならない これを称して“中尾坂”
3期待 不安がいりまじり 式の前夜は眠れずに
胸の高鳴り押さえながら 桜の下を歩いてた
今日から僕らも福商生
4朝飯はもっぱら食堂で 昼飯ももっぱら食堂で
毎日食べた学食は 今では俺のおふくろの味
5FCSの雛段を 夏の光が切り裂いて
唇かみしめこらえてた なぜか涙が止まらない
6部活が終わって月を見た 時計の針も気にとめず
広がる夜の切れ間から あの子の姿 目に浮かぶ
7朝は辰巳坂を登りながら その日その日を想像し
帰りは必ず辰巳屋で 友との話に花が咲く
8木枯らし吹けば思い出す 雪降るあの日の情景を
あたり一面銀世界 野多目の里も雪化粧
9彼女にそっと打ち明けた 「笑顔の君が好きだ」って
照れ屋の君がほほ染める 今では遠い思い出が
頭の中をかけめぐる
10我らが母校福商は 野多目ヶ丘の上にあり
みわたす限りは野多目池 右手にうかがう油山
11忘れはしない中尾坂 思い出の坂中尾坂
我らが学んだ人生を 持てないほどの思い出を
どうもありがとう福商よ 絶えることなくいつまでも
このすばらしき福商よ このすばらしき福商よ....
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